建築設備科:事業所見学に行ってきました

生産技術科、産業技術専攻科、メカトロニクス科のみなさんよりも早い事業所見学なのにすっかり報告が遅くなってしまいました…。

平成29年5月12日、建築設備科1、2年生と副校長及び建築設備科職員合わせて51名で事業所見学に行ってきました。

行き先は、岩手県企業局が運営する第二北上中部工業用水道の相去浄水場及び金ヶ崎ろ過施設です。

こちらの施設は昭和56年1月に相去浄水場が一部供給を開始し、さらに半導体製造企業向けにより濁度の低い処理水を供給するために昭和60年1月に金ヶ崎ろ過施設より供給を開始しました。現在、処理された工業用水は、岩手中部(金ヶ崎)工業団地の立地企業に向けて供給されています。

フロー図で施設の概要説明を受ける

まず、企業局の方に施設の概要を説明していただきました。北上川から取水した水を沈砂池(大きなゴミや砂を処理)→混和池(薬品注入・攪拌)→沈澱池(薬品で固まった細かいゴミを処理)→金ヶ崎ろ過施設へ送水するといった手順で処理しています。

また、沈澱池で沈んだ汚泥は、加圧脱水された後に天日乾燥してから焼却されてコンクリートの原料になります。

北上川より取水塔で取水

 

沈澱池の掻き寄せ機で浮いた汚泥を沈める

相去浄水場で処理された水は金ヶ崎ろ過施設に送られ、さらに処理されます。こちらの施設では、緩速ろ過器と急速ろ過器があり、それぞれのろ過方法について説明を受けました。

急速濾過器で細かいゴミを取り除く

飲用水用に消毒はしていないので飲むことはできないのですが、上水と同等の色度、濁度まで処理されます。

普段はあまり意識することのない工業用水ですが、どのようにして作られているのか、そしてその施設はどのように運営されているのかを実際に目にすることで座学だけではイメージしづらい部分も理解しやすくなったはずです。

施設見学の後は毎年恒例の交流BBQです。

昨日までの雨の影響もなくすっきりと晴れ渡った空のもと、今年は北上市の男山にある憩いの森にて交流BBQです。

2年生主導で進められたBBQですが、今年は人数が多いので食材も多めに用意していたにも関わらず、火おこし開始から1時間ほどで食べきってしまいました。

火おこしが早いグループは早速食べ始めています
焼けたものからどんどんおなかに納まっていきます
1年生も2年生も先生も交えての交流です

 

事業所見学を通して、2年生は授業の復習、1年生はこれからの授業のイメージを掴んだのではないでしょうか。

平成29年度、園芸部始動!

昨年、矢巾キャンパス実験研究棟西側(建築科研究室)の西日対策としてチャレンジしたグリーンカーテン作戦ですが、ゴーヤを数本収穫したのみで西日を遮るには程遠い残念な結果に終わってしまいました。

そこで、今年こそ厳しい西日をシャットアウトし「エコオフィスの実現」を達成すべく、気持ちもメンバーも一新した産技短園芸部が始動しました!

園芸部部長である建築科K先生の呼びかけで、入部希望者が各々でプランターに苗を植えて持ち込みました。プランター台とネットは、K先生自らが日頃鍛えた技を発揮し、設置したもの。

園芸部のプランター
園芸部のプランター
バラエティ豊かなグリーンカーテンになりそう
バラエティ豊かなグリーンカーテンになりそう

ゴーヤを始め、朝顔、かぼちゃ、小玉スイカ、トマトなど、グリーンカーテン目的ではなさそうなものも若干含まれていますが、これが全て無事に育てば…と期待に胸が膨らみます。

トマトは完全武装
トマトは完全武装

果たして今年は西日を防御できるほどのカーテンができるのか? 成長記録はブログの更新をお待ちください。

※教職員だけではなく、学生のみなさんの入部も受け付けています!

産業技術専攻科・メカトロニクス技術科も工場見学

ま、ま、まずい。生産技術科よりも前に工場見学行っているのに、ブログに記事あげていなかった。一刻も早く記事をあげなければ(汗)。

・・・ということで、生産技術科の皆さんが工場見学をし、バーベキューを堪能した日から遡ること二日前の5月17日、産業技術専攻科とメカトロニクス技術科1年生24名は工場見学を行いました。まずは、遠野市の株式会社ワイ・デー・ケー様の機械加工部門を見学させていただきました。YDK

こちらでは半導体製造装置の部品をはじめとした精密加工を行っています。学生は学校のものよりはるかに大きなマシニングセンタに圧倒されていました。また、品質管理や安全面に対する取り組みについては学ぶべきことが多く、とても勉強になりました。その後、釜石に移動しイオンタウン釜石で昼食となりました。フードコートで各自で自由に食事をとりましたが、ブログを見た学生からは「来年は、生産技術科みたいにバーベキューしましょう」と言われるんでしょうね、きっと。AEONさて、昼食後は、SMC株式会社釜石工場様の見学です。SMCこちらでは工場の製造ライン等で多く使用される空気圧制御機器を製造しています。その機器の本体の材料を見学するところから始まり、加工、組み立て、検査、出荷の一連の製造工程を見せていただきました。空圧機器は内部に組み込まれていたりして、普段なかなか目にすることができないものですので貴重な体験でした。両社とも最後は活発な質問がされました。Q&A学生も製造現場にますます興味を持ち、就職意識を高めた様子でした。お忙しい中、対応していただきありがとうございました。

おまけ・・・。帰る途中、道の駅「遠野風の丘」で休憩しました。ここは「風車」、風力発電が有名ですが、風車が珍しいものでした。TONO「スパイラルマグナス風車」というんですね。学生は見たかな・・・。

事業所見学に行って来ました   (生産技術科の工場見学)

5/19(金)に県内の金型関連企業を生産技術科の1、2年生全員で見学してきました。

今回の企業見学は、1年生にとって金型に関連する部品製造過程と工場の設備などを見る機会が初めてですので、事業所見学を通して学ぶ分野への理解を深めること、また現在2年生は就職活動中で、その参考にすることが目的で実施しました。

企業の概要説明と特殊加工工程

見学させていただいた企業は、射出成型金型(溶けた樹脂を金型に入れ、冷やして固めて形にする)に使用されるエジェクターピン(型から製品を外す際に使用する押し出しピン)等金型部品の製造で有名な企業です。金型を形成する金型部品は、形状やサイズが多種多様で短納期で客先企業へ収めることが求められています。設計から製造までの一貫生産と熱処理工程を自社で行うことで納期を短くする工夫をされているそうです。

研削工程と製品の金型(ペン型)

座学や実習では直接伝わりにくいことや生産現場の設備利用での工夫、加工や組付けの精度など、高いレベルで実践されている風景を見学し、新鮮な驚きや学習に取り組む意味、職場の雰囲気や企業の特徴など参考になったようです。

今回、事業所見学を引き受けていただいた企業様には、お忙しい中、丁寧に説明して頂きました。ありがとうございました。

パンチ工業株式会社

https://www.punch.co.jp/

 

バーベキューでの懇親会

昼食は近くの憩いの森でバーベキューをしながら、1、2年生と職員で懇親会をしました。

最初は火おこしや機材の設置など四苦八苦でしたが、肉や野菜、焼きそば、飲料等用意した食材は1時間もしないうちに学生の胃の中に。スイーツをかけたクイズ大会の後は、皆で記念撮影しました。 

 

球技大会、がんばるぞ!

25日(木)、26日(金)の2日間、矢巾キャンパスにて球技大会が開催されます。

産業デザイン科では、毎年オリジナルのクラスTシャツを科内で作成しています。デザイン案を考え、クラスで投票を行い、シルクスクリーンでプリントします。

シルクスクリーンは孔版印刷のひとつで、メッシュ生地にインクが通過する部分とインクが通過しない部分を作った版を作り印刷する技法で、ある年代には懐かしい「プリントゴッコ」やアンディ・ウォーホルの作品でおなじみの技法です。今でもTシャツのプリントなどによく使われています。その実習をグラフィックコースの2年生が授業内で行い、放課後に有志がクラスTシャツを制作します。科の学生と教員分、45枚(年度によって変動します)を作らなければならないので、段取りとチームワークが重要!

シルクスクリーン写真1
シルクスクリーンの版にインクを乗せます
シルクスクリーン2
スキージでTシャツに図柄を転写します

ご覧の通り、全て手作業! 普段コンピューターに向かって作業している学生たちは、自分たちの動きで仕上がりが左右されるアナログな作業を楽しんでいたようです。さらに、素晴らしいチームワークのおかげで、作業も1時間半もかからずに終えられました(教員の読みは2時間以上3時間未満でした)。

出来上がったTシャツはこちら。

Tシャツデザイン
平成29年度 産業デザイン科のクラスTシャツです。ゆるく、がんばります

他の科のみなさま、Tシャツのデザインの通り、ゆるくか弱い産業デザイン科の学生たちですので、試合ではくれぐれもお手柔らかに…。

1ヶ月が経ちました

1年生が入学して1ヶ月が経ちました。

産業デザイン科の1年生も、授業の中でデザインについての知識や技術に少しずつ触れています。

「デザイン概論(演習)」では毎年、「マインドマップ」を使って自己紹介をしています。この授業ではアイディアを出す手法を体験しながら半年をかけて一つの課題にグループで取り組むのですが、マインドマップもその手法の一つ。対象となるものに関連するキーワードをどんどん出して、枝のように広げていきます。

産業デザイン科
自己紹介に使う「マインドマップ」を作成中

 

自分のことを紹介するのは恥ずかしいものですが、今年の1年生は積極的に説明したり他の人に質問する人が多く、とても賑やかな自己紹介タイムとなりました。

産業デザイン科
グループのメンバーに自己紹介

玉掛け技能講習を受講しました

平成29年4月25日からの3日間、建築設備科2年生19名が玉掛け技能講習を受講しました。

玉掛け技能講習は、クレーンで荷物を吊るためのワイヤーの選び方や掛け方、吊り荷を移動する際の合図についての講習です。

 

ワイヤーに捻じれや亀裂が無いかをチェック
クレーン操縦者に笛と手で合図を送る
吊り荷の置き場をつくる
置いた吊り荷が安定していることを確認する

 

クレーンで荷物を移動する時は、吊り荷が崩れたり、ワイヤーが切れたりすると大きな事故に繋がります。また、合図者と操縦者の連携が取れていないとこれも事故に繋がる恐れがあります。このような事故を防ぎ、スムーズな作業を行うために必要な講習です。