7月28日(火)・29日(水)に山形市で「第10回 若年者ものづくり競技大会」が開催されました。この競技大会は技能を習得中の企業等に就業していない20歳以下の若年者が対象で、様々な職種で技能を競います。産技短からはメカトロニクス職種、機械製図(CAD)職種、電子回路組立て職種、建築大工職種、ITネットワークシステム管理職種、そして産業デザイン科からはウェブデザイン職種とグラフィックデザイン職種に出場しました。
28日の朝に選手と引率の教員を乗せて短大を出発したバスは、お昼過ぎに山形市に到着。この日は会場の下見と課題の説明などが行われました。
グラフィックデザイン職種はこの日に正式な課題内容が発表になるため、その後にデザイン案を検討し、大会当日はデータ制作を行うという流れになっています。普段の課題ではデザイン検討に数日間かけていますが、大会では一晩しかありません。ホテルに戻ってからも選手たちはよりよいデザイン案を練り続けます。
29日の大会当日は天気もよく、暑くなりました。多くの人が見ている中、8時過ぎに競技開始です。大会本番では前もって検討したデザイン案をもとに、データを制作します。実務に即した競技内容なので、想定されたクライアントへ訴求できるデザイン、そして正確なデータ作成が求められます。緊張を感じる間もなく、競技時間いっぱい、ひたすらデータ制作は続きます。
競技終了後は、競技委員や他の選手、観客の前でのプレゼンテーションです。作品を提示しながらどのような意図でデザインを行ったか、説明やアピールをします。ここが緊張のピークだったと思いますが、他の選手の作品を見たり競技委員からの今後のデザインに役立つようなお話を聞いて、刺激を受けたようです。
選手のみなさんのこれまでの練習の成果が、大会で発揮できたと信じています。結果はすでに大会の公式サイトで発表になっておりますが、改めてこちらのブログでも発表いたします。
最後に、選手を支え応援してくださった皆さま、ありがとうございました!