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企業見学会に行きました(産業デザイン科)

127日(火)、産業デザイン科では企業見学会を行いました。
今回の企業見学会での訪問先は次の3箇所でした。

1.おおのキャンパス(九戸郡洋野町)
2.二戸市シビックセンター  福田繁雄デザイン館
 (二戸市)
3.
株式会社オノデラサイン(二戸市)

1年生グループと2年生グループの2班に分かれ、それぞれバスに乗り込み見学先へ向かいました。1年生は午前中におおのキャンパス、午後に二戸市内の見学箇所を巡り、2年生は午前中に二戸市内の見学箇所を巡り午後おおのキャンパスへ向かいました。

1.おおのキャンパス
おおのキャンパスは雄大な自然の中で工芸体験ができる施設です。木工工房や陶芸工房、裂織工房があり、職人さんの指導のもと工芸の体験制作ができます。

ここでは木工体験と裂織体験のうち、各自事前に希望した工作体験に参加しました。おおのキャンパスのある洋野町大野は、工業デザイナーである秋岡芳夫さんが地元の木材を使用して食器を作ることを提案し、「一人一芸の村」として大野木工が始まった背景があります。

工房や展示販売施設を見学でき、大野木工の製品や大野に伝承されてきた裂織や陶芸、ガラス細工などの製品を実際に見ることができました。大野の伝統工芸に触れる良い機会となりました。

おおのキャンパスに到着した1年生たち
おおのキャンパス。
木工体験の箸づくりの様子。
木工体験の箸づくりの様子。

 

2.二戸市シビックセンター  福田繁雄デザイン館
二戸市に到着して最初に向かったのは二戸市シビックセンター 内にある福田繁雄デザイン館です。ここではデザイン館の職員の方に案内と解説をしていただきながら見学しました。

グラフィックデザイナーの福田繁雄さんは岩手県にゆかりがある著名なデザイナーで、ユーモアに溢れた作風が特徴です。福田さんの手掛けた広告ポスターはいずれもコンセプトを視覚的かつ端的に伝えており、ユーモアや錯視を取り入れることで目を引くデザインとなっていました。

現在はパソコンで広告を制作することが主流ですが、当時は手描きで広告ポスターを作っていたということを目の当たりにし、学生たちは衝撃を受けたようでした。また、福田さんは思いついたらすぐに制作にしていたので仕事が早かった、というお話を伺い、学生たちの普段の制作の進め方の参考になったのではないでしょうか。

解説が一通り終わった後は、自由に作品を見て回りました。

教科書で一度は見たことがあるポスターや、持ち手がコップの内側にある使えない食器、スプーンとフォークを溶接した塊に光を当てるとバイクの形の影ができる彫刻など興味津々に観覧し、学生たちは福田さんの豊かな発想力に感心していました。

グラフィックデザインだけでなく遊び心に溢れた様々な彫刻作品を見ることができ、良い刺激になりました。

福田繁雄デザイン館に入館する2年生たち
福田繁雄デザイン館。
解説を聞きながら福田繁雄さんのポスターに魅入る学生たち。
解説を聞きながら福田繁雄さんのポスターに魅入る学生たち。

 

3.株式会社オノデラサイン

株式会社オノデラサインさんは、のぼりや旗、横断幕などを制作しているBtoBの印刷会社です。

工場見学をしながら会社説明を受けました。二つのグループに分かれて工場を巡り解説を受けながら見学を行いました。

工場見学の際、代表取締役社長と卒業生からお話を伺うことができました。全国各地から様々な仕事を請け負っており、オノデラサインさんが関わったものを我々が普段目にする機会があることを知り、学生たちは驚いていました。質疑応答の時間では学生たちの疑問に社長さんが丁寧に答えてくださり、業界の将来を見据えた考えを持って経営しているということが伝わりました。

今回の見学で印刷の工程や工場の機材、経営戦略や活動について知ることができ、印刷業界や職業について理解を深めることができました。

企業見学を通して、学生たちは普段我々が目にしている製品の裏にはどんな工程があり、人や企業がどのように関わってものづくりの努力を重ねているかを感じることができたかと思います。

最後に、各企業、施設の皆様には貴重なお時間をいただき、この場を借りてお礼申し上げます。

工場見学に行きました

R3.111.9メカトロニクス技術科1年で谷村電気精機株式会社さまと株式会社平野製作所さまの工場見学を行いました。普段は見ることができない工作機械、検査機器などを見たことで、現在学んでいることがどのように実製品製作に活かされているか理解できました。写真は株式会社平野製作所さまにて1年生全員で撮影したものになります。

就職活動情報コーナーができました

矢巾キャンパスの2階ラウンジに就職活動情報コーナーができました。書棚を設置し、履歴書の書き方やSPI対策などの就職活動に役立つ書籍を置いています。

書籍の閲覧や貸し出しは自由なので、学生のみなさん、ぜひ活用してくださいね。

ただし、書籍を借りる際は以下の点に注意してください。

  • 書籍を借りる前に教員に借りる旨を連絡する
  • 貸し出し簿に必要事項を記載する
  • 一週間をめどに返却する

対策をしっかり行なって、就職活動にのぞみましょう!

就職活動情報コーナー
2階ラウンジにできた就職活動情報コーナーです。試験対策や企業情報などの書籍を設置しています。
貸し出しノート
書籍は自由に貸し出しています。ただし、借りる時には教員に借りる報告をして、貸し出しノートに必要事項を書いて、一週間を目安に返却してください。

 

学生ホールのお祝いメッセージ

矢巾キャンパスの学生ホール(食堂)では、朝・夕は寮生の食事を、昼は寮生や学生、職員、在職者研修などで来校した方の食事を提供しています。

先日、食事を提供してくださっているスタッフの皆さんからの「進級・卒業おめでとう」の直筆メッセージが学生ホールに掲示されました。

このメッセージは毎年食堂スタッフの皆さんから学生たちに贈られているもので、スタッフKさんの娘さんが書道で5年間書き続けてくれていたものだそうです。
Kさんの娘さんも当校の卒業生と同じく春から新生活が始まり、岩手を離れるとのこと。この直筆のメッセージも最後かもしれないということでした。

今年度は新型コロナウイルス感染症予防対策として、パーティションの設置や席数の調整、時間差での利用など、食堂スタッフの皆さんにも様々な対応にご協力いただきました。
私たちを栄養面で支えてくださっている食堂スタッフの皆さん、今年度も1年間、ありがとうございました!
そして卒業生の皆さんは残り少ない学生生活ですが、ぜひ、食堂にも足を運んでみてくださいね。

矢巾キャンパス 学生ホールの「卒業・進級おめでとう」メッセージ
矢巾キャンパス 学生ホール(食堂)の「進級・卒業おめでとう」メッセージ。味のある素敵な文字です。この文字を書いてくださったKさんの娘さんは書道の道に進まれるそう。春からの活躍、応援しています!

第19回東北ポリテックビジョン機械系ものづくり競技会に参加してきました。

2月12日(金)~13日(土)に東北職業能力開発大学校で行われた、東北ポリテックビジョン機械系ものづくり競技大会に、水沢校生産技術科と矢巾校メカトロニクス技術科の学生が参加しました。

出場した選手は、

水沢校 生産技術科 齊藤優選手 佐々木大和選手

矢巾校 メカトロニクス技術科 葛岡晴大選手 湊谷悠人選手

でした。

この大会は汎用旋盤を使い技能検定機械加工職種普通旋盤作業2級の課題を難しくした課題で技能を競う大会です。当日使用した機械が、普段の練習で使用している機械とは違うメーカーであったため操作方法も異なり、選手は機械に慣れるまで大変でした。しかし、12日(金)の練習成果のおかげで機械にも慣れ、両校から出場した選手は規定時間以内に課題を製作し、提出することができました。

コロナ禍の中、大会を運営していただいた関係者の皆様、選手の参加についてご尽力いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。

水沢校 佐々木 大和 選手

水沢校 齊藤 優 選手

矢巾校 葛岡 晴大 選手

矢巾校 湊谷 悠人 選手

第2回いわてEVミニアカデミー2020を開催

1月14日(木)と15日(金)に、2回目のEVミニアカデミーが開催され、今回はメカトロニクス技術科1年の学生17名が受講しました。

1回目と同様、1日目にEVキットカーPIUSを各部品要素に分解し、2日目にPIUSを組み立て動作を確認する内容で、自動車の基本的構造や仕組みだけではなく、PDCAサイクルによるグループ作業の改善など、実践的な内容についても学ぶことができました。

また、2日目の最後には組み立てたEVキットカーの試験走行を行い動作確認まですることができました。

前回同様、2日間にわたり丁寧にご指導いただいた講師の先生方に感謝申し上げるとともに、このような機会を提供していただいた関係者に心から感謝申し上げます。

EVキットカーを分解している様子

分解した部品

組み立てたEVキットカー

いわてEVミニアカデミー2020の開催

12月17日(木)と18日(金)に当校で「いわてEVミニアカデミー2020」が開催され、メカトロニクス技術科の学生6名と産業技術専攻科の学生3名が参加しました。

「いわてEVミニアカデミー2020」は、EV(電気自動車)に関する知識や技術指導を習得することを目的に一関工業高等専門学校主催で開催されているセミナーで、一関市の企業㈱モディーと一関高専とが共同開発したEVキットカー「PIUS」を教材として、電気自動車の構造や仕組み等について学びました。

2グループに分かれて、1日目にPIUSを各部品要素に分解し、2日目にPIUSを組み立て動作を確認する内容で、自動車の基本的構造や仕組みのほか、工具の使い方やグループでの効率的な作業方法などについても学ぶことができました。

2日間にわたり丁寧にご指導いただいた講師の先生方に感謝申し上げるとともに、このような機会を提供していただいた関係者に心から感謝申し上げます。

1日目:5Sについての講義

  1日目:PIUSの分解作業

1日目:分解した部品

2日目:PIUSの組み立て完了

 

企業見学に行って来ました

令和2年11月19日に、メカトロニクス技術科1年生が谷村電気精機株式会社様を訪問しました。ファブレス企業のサポートを事業の柱としているとのことで、工場内の見学では多くの加工装置類を見せていただきました。日頃学んでいる技術・技能が多種多様な製品の製造に役立っていることを見聞きし、今後の訓練や就職活動に大いに役立つ貴重な経験でした。

ご多用のところ、見学を受入れていただき、ありがとうございました。

造本作家/デザイナーの駒形克己さんによる特別講座を行いました。

9月4日(金)、産技短矢巾キャンパスにて、『Little Eyes』『Little Tree』などの絵本で知られる造本作家/デザイナーの駒形克己さんによる特別講義を行いました。

今回の産業デザイン科での講話とワークショップは、9月5日(土)から開催している岩手県立美術館の企画展「小さなデザイン 駒形克己展」のプレイベントとして開催されたものです。三密を避けるため、メイン会場の様子を学内のサテライト会場にオンラインで中継する形で行いました。

講義のテーマは「セルフブランディングについて」です。講義では駒形さんがニューヨークで体験したデザインの現場や、セルフブランディングの重要性についてのお話しをしていただきました。「プロを目指すには毎日素振りをするようにスケッチをすること」、「量から質が生まれる」、「情報を詰め込むのではなく思考力を養うこと」、「継続は力のひとつ」といった言葉が印象的でした。この言葉を糧に力をつけていきたいですね。

講義の後のワークショップでは、スケッチワークを通して自分のロゴマークをデザインする活動を行いました。ワークショップの最中に駒形さんがメイン会場とサテライト会場を巡回し、学生達のスケッチワークにアドバイスをしてくださいました。アイデアスケッチをたくさん描くことで、駒形さんの仰っていた「量から質が生まれる」ということを体感できたのではないでしょうか。

最後に、このような貴重な機会を与えてくださった駒形克己さん、岩手県立美術館の関係者の皆様にお礼を申し上げます。

駒形さんによる講話の様子
駒形さんによる講話の様子
駒形さんによるスケッチワークのアドバイスの様子
学生一人一人に駒形さんからスケッチワークのアドバイスをいただきました
スケッチワークの様子①
スケッチワークの様子①
スケッチワークの様子
スケッチワークの様子②
ロゴデザインの相談会の様子
ロゴデザインの相談会の様子