7月27日 (水) 小学生対象の夏休みものづくり体験教室を開催しました。当日は79名の小学生が参加し、5つのコースに分かれてものづくりを楽しみました。
今年は岩手県で「希望郷いわて国体(10/1〜10/10)」「希望郷いわて大会(10/22〜10/24)」が開催されますが、産技短の学生もボランティアで参加します。
そのための事前研修が7月26日(水)に矢巾キャンパスで行われました。
県の担当の方からの全体的な説明の後、元IBCアナウンサーで現在はフリーアナウンサー、そしてもりおか歴史文化館館長の畑中美耶子さんからの講演がありました。
ボランティアスタッフに大切な「おもてなしの心」についてのお話、そしてその実践ということで、学生が2人一組で相手のいいところをたくさん伝え合うというゲームをしました。
相手への印象は最初の6秒間で決まる、気持ちがあっても正しい言葉で伝えなければ相手に伝わらない、などなど、全国の方をお招きする上での大切なことを学んだ時間となりました。
このことを忘れず、国体で岩手を訪れたみなさんに「岩手に来てよかった」「また岩手に来たい」と思っていただけるよう、おもてなしの気持ちを形にして、気持ちよく過ごしていただきましょう。
矢巾キャンパスでは、7月20日(水)に若年者ものづくり競技大会の壮行式を行いました。
今年の第11回大会は、沖縄県と栃木県を会場に8月7日から開催され、矢巾キャンパスの全6科の選手が、7職種の競技に出場します。
壮行式には全学生が集まり、選手紹介では、各科の代表に大きな拍手が送られました。さらに、校長から激励の言葉を頂いて、各選手が大会に臨む決意を熱く語ってくれました。
矢巾キャンパスでは、6月に引き続き、7月23日(土)に今年度第2回目のオープンキャンパスを開催しました。
今回は午前の部、午後の部合わせて、184名の皆さまに見学していただきました。
↓全体説明会の様子
↓メカトロニクス技術科の見学
↓電子技術科の見学
↓建築科の見学
↓産業デザイン科の見学
↓情報技術科の見学
↓学生寮の見学
今回で今年度のオープンキャンパスは終了ですが、学校見学も随時受付しておりますので、お気軽にご連絡ください。
建築科の1年生が、「小型車両系建設機械特別教育」を受講しました。これは、2日間の講習で、3t未満の建設機械を操作することができる資格です。
実技講習では、学内に建設機械を運んで来て頂いて、本物の実際の操作練習を行いました。
7月12日(火)、産業デザイン科の1・2年生と教員の47名で、企業見学に行きました。この日は朝から晴れて絶好の企業見学日和でした。訪問先は川口印刷工業(株)、八幡平市安代漆工技術研究センター、オノデラサイン(株)の3カ所です。
最初の見学先は盛岡市の南インターチェンジのそばにある、川口印刷工業(株)です。東北各地、そして東京に営業所を構えており、岩手県内のみならず東北そして首都圏の印刷物を広く手がけています。その印刷物を生産する心臓部である工場を印刷工程に沿って見せていただきました。古い機械を見て、学生よりも目をキラキラさせていた教員も…。
こちらには産業デザイン科の卒業生も多く在籍しており、印刷工場見学の後は先輩たちのお話を聞くことができました。
高速道路を北上して、次の見学先の八幡平市安代漆工技術研究センターへ。この施設では2年間の研修期間で木地制作から下地、漆精製、塗り、加飾など、漆工に関する実践的な指導を行い、塗師を育成しています。伝統を受け継いでいくためには日常生活で使われる製品を提供し続けること、そして確かな技術が必要なことを学びました。
その後は徒歩で移動して、研究センターのそばにある安代塗漆器工房へ。安代塗の滑らかな美しさにうっとりし、その後見学した八幡平市博物館では甲冑や刀に目が釘付けになっていた学生もちらほら。
新安比温泉で昼食をいただいた後は、高速道路をさらに北上して二戸市のオノデラサイン(株)を見学させていただきました。 印刷には様々な方法がありますが、こちらでは昇華型プリンターを使って布に印刷をし、のぼりや店内装飾用のフラッグ、タペストリーなどの製品をメインに作っています。「みなさんも一度や二度、当社で手がけたものを見たことがあるかもしれません」と社長がおっしゃるように全国規模の仕事を手がけている会社です。誰もが驚くような仕事の裏には、それを続けるための技術力、そしてどんな要望にも応えられる体制作りが必要であることを教えていただきました。
その後は二戸市シビックセンター内の福田繁雄デザイン館を見て、二戸市の産業振興部の方から二戸市の漆産業の取り組みのお話を伺い、高速道路を一気に南下して、帰路につきました。
様々なものづくりの現場から、高いクオリティの製品を安定して提供し続けるため、それぞれに努力を重ねていることを学んだ企業見学でした。
最後に、今回の企業見学にご協力いただいた企業、施設の皆様、お忙しい中でのご対応ありがとうございました。
7月1日から7日までの全国安全週間の一環として「安全標語」、その他、本校独自の取り組みである、あいさつ運動の推進として「あいさつ標語」、エコオフィス活動の推進として「節電標語」について、学生が応募する標語コンクールを行いました。
応募数200選を超える中から選ばれた入賞作品は、次のとおりです。
入賞作品については、校内に掲示し、学生及び教職員向けに意識啓発の一翼を担います。
■ 「あいさつ標語」
金賞 「フライング あいさつだけは 許される」
メカトロニクス技術科1年 前澤 慎吾
銀賞 「あいさつは SNSより 人繋ぐ 」
建築科1年 坂口 泰世
銅賞 「挨拶を できる幸せ される幸せ」
情報技術科1年 藤原 幸平
■ 「安全標語」
金賞 「左右ヨシ!指差呼称で 未来ヨシ!」
建築科1年 民部田 蓮
銀賞 「気を付けて 身近に潜む 「まあいいか」 産業デザイン科2年 佐藤 桃子
銅賞 「あせらない 急ぐ時ほど 安全作業」
メカトロニクス技術科1年 東 宏輝
■ 「節電標語」
金賞 「電気OFF 忘れぬ気持 常にON」
産業デザイン科2年 伊藤 亜紀
銀賞 「電気消し 地球の未来を 明るく照らす」
メカトロニクス技術科 1年 千枝 卓斗
銅賞 「NO無駄使い YES節電」
産業技術専攻科 福岡 空雅
○表彰式(7月4日)の様子。
千葉校長より、入賞者へ賞状と副賞の授与。その後は、各標語ごとに、記念撮影。
6月24日(金)に建築科の1・2年生および職員の総勢57名で建設工事現場見学会に行ってきました。
この現場見学会は、一般社団法人岩手県建設業協会様主催によるもので、学生が建設工事現場を直接見学することにより、建設産業の社会的役割、貢献度および魅力を実感させ、躍動感溢れる建設産業に対する認識を深め、若年建設従事者の入職促進に資することを目的に実施されているものです。
はじめに矢巾町内で行われている「岩手県立療育センターおよび岩手県立盛岡となん支援学校(仮称)新築工事」の現場見学に行きました。説明をしていただいたのは、岩手県の担当者と、鹿島建設株式会社の現場監督さんをはじめとする、鹿島建設株式会社・株式会社熊谷組・菱和建設株式会社特定共同企業体の現場監督の皆さん、株式会社山下設計の監理者さんをはじめとする、山下設計・武田菱設計共同企業体の皆さんでした。
設計する際の動線計画として、人の流れ、ものの流れに留意している点や、療育センター・支援学校ならではの計画ポイントについてもわかりやすく教えていただきました。
現場においてもRC造(鉄筋コンクリート造)の現場の流れが良くわかる有意義な見学となりました。現場規模も大きく、5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)が徹底されている現場に圧倒されました。
次に奥州市胆沢区で行われている「胆沢中学校校舎新築建築工事」の現場見学に行きました。説明をしていただいたのは、奥州市の担当者と、楠山設計・現代建築研究所特定共同企業体の監理者さん、千葉建設株式会社・板谷建設株式会社・株式会社佐藤建設特定共同企業体の現場監督さん達でした。
こちらの現場ではRC造の躯体がほぼ出来上がり、内装下地工事や屋根部の鉄骨工事を見学することが出来、午前の現場と併せてとても有意義な見学となりました。
隣接する屋内運動場の工事現場には当校の卒業生が2名おり、その活躍を垣間見ることが出来ました。
建築科では、このような現場見学を毎年行っているとともに、卒業後は現場の第一線で活躍することができます。
お忙しい中、ご対応してくださった皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
矢巾キャンパスでは、6月19日(日)に今年度第1回目のオープンキャンパスを開催しました。
全体説明会のあと、全5科を見学する「全科コース」と、集中的に1科を見学する「希望科コース」に分かれて見学していただきました。
午前の部、午後の部合わせて、112名の皆さまに見学していただきました。
↓全体説明会の様子
↓メカトロニクス技術科の見学
↓電子技術科の見学
↓産業デザイン科の見学
↓建築科の見学
↓情報技術科の見学
↓学生寮の見学
第2回オープンキャンパスは、7月23日(土)に開催いたします。是非お越しください。また学校見学も随時受付しておりますので、お気軽にご連絡ください。
電子技術科2年生全員が、6月17日(金)に実施される技能五輪(電子機器組立て職種)の予選に向けて、特訓を行っています。
今日は、本番と同じ条件で、模擬試験を行っています。(写真1)
製作する課題は、「省エネコントローラ」です。
明暗を判断する光センサ、人の動きを検出する焦電センサ、時間を表示する7セグメントLED、スイッチの役割をするリレー、そしてこれらを制御するICなどの部品が使用されており、暗い時に人を検知するとリレーに内蔵されているスイッチがONします。
人がいなくなるとカウントダウンがはじまり、約9秒後にスイッチがOFFとなります。
電子部品、基板、ケーブル、シャーシ、ネジ類など300個近いパーツを4時間以内に組立てて動作させます。
主な作業としては、はんだ付け、ケーブル製作、組立て、調整・動作確認となります。
はんだ付け作業です。昆隼人君(盛岡北高卒)は技能五輪全国大会を目指しています。
メガネはサングラスではありません。飛びはんだの保護用めがねです。(写真2)
米粒より小さいチップ部品やICなどを基板にはんだ付けします。 (写真3)
はんだの量が指定されているので、多すぎても少なすぎても減点となります。
束線作業です。(写真4)
配線するケーブルを、製品のサイズに合わせて切断・フォーミング(形を整えること)し、結束バンドで束ねます。
組立て作業です。(写真5)
完成した基板やトランス、スイッチなどをシャーシに組付け、束線で接続します。
最後にAC100[V]を投入し、センサの感度調整や動作確認を行います。
この予選で一定以上の成績を修めると、技能検定2級電子機器組立て職種の実技試験が免除されます。また、卒業時に校内で実施する技能照査に合格すると学科試験が免除され、両方合格することで技能検定2級の資格がとれます。