高校生向けインターンシップ開催

産技短が夏季休業期間中の7月25日(月)、26日(火)の2日間に、岩谷堂高校の生徒さんを受け入れて授業を行うインターンシップを実施しました。平成25年度から開催して今年で4回目になります。参加いただいた生徒さんは岩谷堂高校の2年生産業工学系列選択生の22名です。

産技短大水沢校の設備と教員による専門的な授業を活用いただき、高校生の皆さんの工学分野への興味や授業の参考にしていただきたく実施しております。

実施した2日間のうち、1日目は開校式、オリエンテーションを実施後に生産技術科の実習場に移動して、機械の設計・製作全般に関わる技術として、3次元CADによる図面作製、NC工作機械の取扱い、ノギス、マイクロメータ、3次元測定器による測定、引張試験機による計測などの実習を行いました。

学校間連携_生1

3次元CADによるモデリング    学校間連携_生2  3次元測定器による計測

 

2日目は建築設備科で建築配管作業実習(使用部材、テーパーねじ、VP加工、パイプマシンの作業方法)、技能検定の「配管職種」3級課題作製(手順説明→課題作成→寸法測定→水圧試験)の実習を行いました。終了後には閉講式(水沢校副校長挨拶、生徒代表挨拶)行い解散しました。

学校間連携_設1

配管作業についての基礎講義      学校間連携_設2パイプマシンによる加工実習

2日間の実習を終えて生徒さんが作成した日誌を、産技短の担当教員が所見を記載して返却いたしました。高校生の皆さんには90分を1限とする授業を、8:50~16:10までの間に4限受けていただきましたが、不慣れな90分の授業を集中して専門分野の講義を受けますので、終わった時には大変疲れたとのことでした。それと同時に、3Dプリンタなどの3次元機器による加工や精密検査、パイプマシンでのネジ加工実習や水圧検査など専門分野の技術などに触れることができ、興味も感じ取っていただけたように思います。