校外学習に行ってきました

 6月3日(水)、産業デザイン科の学生39名と教員6名の計45名で、校外学習に行きました。行き先は、トヨタ自動車東日本(株)岩手工場(金ケ崎町)、(有)藤里木工所(水沢市江刺区)、川嶋印刷(株)(平泉町)の3カ所です。

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 短大に集合しバスに乗り込んで向かった先は、「アクア」や「ラクティス」など、トヨタ車の中でもコンパクトカーを専門に生産しているトヨタ自動車東日本(株)岩手工場です。工場内は部品が流れていく中でロボットと人間が作業を行いながら、無人の運搬車が走る独特の景色が広がっていました。「ものづくりは人づくり」というスローガンのもと、働く人への安全等の配慮、そしてよりよいものづくりのために人材育成にも力を入れている様子が伺えました。

次に見学したのは、伝統工芸品の岩谷堂箪笥を製造している(有)藤里木工所です。自動車工場とは打って変わり、職人の手によるものづくりに、学生たちも興味津々の様子でした。岩谷堂箪笥がなぜあれだけの値段がするのか、そして値段が高くても欲しい、直しながら使い続けたいという人がなぜいるのか、理解できたかと思います。

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 お昼は平泉レストハウスで前沢牛クロケット定食を食べて、最後の見学先は川嶋印刷(株)です。3月に卒業した卒業生が勤めていることもあり、先輩と会えるのを楽しみにしていた学生も多かったようです。卒業生の案内で印刷所の工場内の様子、社内カメラマンのお話、そしてデザインの仕事を見せていただき、印刷物がどのようにできるのか、デザイナーはどの部分に関わるのかを知ることができたと思います。

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 今回の校外学習の目的は「産業デザイン科で学んでいるプロダクトデザイン、グラフィックデザイン、WEBデザイン、伝統工芸に関わる企業を見学することで、デザインの仕事を理解し、学生のみなさんがこれから仕事としてデザインとどんな風に関わっていきたいかを考えるきっかけとする」というものでした。就職活動真っ最中の2年生、そしてこれから進路を決定する1年生にとってこれからの自分を考える貴重な機会となったと思います。