コンペや公募にもチャレンジしています

産業デザイン科では、主にグラフィックデザインの分野でコンペや公募に参加しています。
授業の課題として行うこともありますが、自主的な参加に対しても技術指導などのサポートをしています。

今年度、公募に参加し入賞した学生の作品とコメントを紹介します。

若者向け岩手県議会傍聴案内ポスターデザインコンテスト
(当科からの応募:2年生2名)
副議長賞:2年 伊藤千夏さん
岩手県議会ポスター伊藤
岩手県議会ポスター応募への応募作品
●矢巾町秋まつりポスター
(当科からの応募:2年生5名)
採用:2年 伊藤千夏さん
矢巾町秋まつりポスター
令和元年度矢巾町秋まつりのポスター採用案

(2年伊藤)これらのポスターを制作するにあたって心がけたことは、自分の伝えたいことをまとめること、ポスター自体の完成度を高めるということです。
そのために、先生方と相談しながらブラッシュアップを何度も行い、完成させることができました。こうして、力を入れて制作した作品が入賞することができてとても嬉しいです。

●JAGDA岩手地区
いわて伝統工芸ポスター展 2019学生コンペティション
(当科からの応募:2年生5名、1年生9名 計14名)
入賞(優秀賞):2年 田村七海さん、1年 田口香澄さん、柳澤あゆみさん

 

工芸ポスター 田村さん
伝統工芸ポスター、田村さん(2年)の作品。こけしの魅力を伝えます。

(2年田村)伝統工芸のポスターを制作するにあたり、「こけし」の何とも言えない魅力に惹かれこけしのポスターを制作しました。コンペを通し知らなかったものを知ったり、もっと好きになったり出来ることが楽しいです。手づくりならではの一つ一つのこけしの違いとともに、お気に入りの工芸品との「出会い」を表現しました。

伝統工芸ポスター 柳澤さん
伝統工芸ポスター、柳澤さん(1年)の作品。南部箒の魅力を伝えます。

(1年柳澤)自分の作品が他の作品と並ぶと見え方が異なり、自分のデザインの良さや改善点、考え方そのものが明確になったのでとても良い経験になりました。様々な作品を目にしグラフィックデザインの面白さに気づけたことも大きな発見でした。これからも楽しみながら、人の目に触れる機会を増やしていきたいです。

工芸ポスター
表彰式を終えて、作品の前で記念撮影。

(1年田口)私は工芸ポスターの作品を作るにあたりコンセプトが固まっておらず、南部鉄瓶のお店に取材に行きました。取材は大事です! 話を聞いた方が模擬的に依頼を受けた気分になりますし、モチベーションが上がります。制作するときは勇気を出して取材してみましょう!

デザイングランプリTOHOKU2019
テーマ「魂」
(当科からの応募:2年生1名、1年生1名 計2名)
入賞(期待賞):1年 柳澤あゆみさん
デザイングランプリTOHOKU
デザイングランプリTOHOKUに出品した柳澤さんの作品。いろんな一人称の消し跡を使って、自分本体がいなくなっても魂は残り続けるということを表現しました。

 

コンペ・公募に参加することで授業課題以外の題材に挑戦できるほか、表現の幅を広げたり、同級生以外の作品に触れることで刺激を得られたりなど、様々なメリットがあります。
授業以外の時間でアイデアを出したり制作を行うのは大変ですが、費やした時間の分、身につくものはあるはずです。これからも自分の力を試し、成長していきましょう!