「幸福について考える」

2月28日(水)に水沢校で、岩手県が主催の「幸福について考えるワークショップ」が開催されました。

岩手県では「岩手の幸福に関する指標」研究会による幸福の研究を進めており、収入などの経済的なゆたかさだけでなく、地域ならではの生き方や人のつながりといったゆたかさが大切という考え方から、「幸福」を、未来を考えるキーワードの1つとしています。

本校からは生産技術科、電気技術科、建築設備科から2年生15名が参加しました。

ワ-クショップ(WS)は講師4名(岩手県3名、奥州いわてNPO:ファシリテータ1名)で、3グループに分かれ進められました。

ディスカッション中
グループ内発表

WSは、最初に趣旨説明、進め方の説明、各班で自己紹介の後、幸福について考え、各グループの成果を全体で発表するという流れで行われました。

ここでの、「幸福を考える」という作業では、個人で幸福を考える際に重要視する10項目を選び現状を5段階評価してグラフ化して、「自分の幸福カルテ」を作成します。

幸福のカルテ
カルテをグラフ化

次にグループの他の人(岩手県の数値的な特徴など)と比較してグラフの特徴の理由や自分の置かれている環境などを考えてみます。

これをもとに、自分や周りの人の「幸福を高めるために何ができるか」を各自でアイデアを出し合い、実現するために変えるべきところと残すべきところをグループでまとめます。最終的に作業過程のまとめや「私の幸福宣言」をグループごとに発表します。

生産技術科
電気技術科

 

 

 

 

建築設備科

WSの終了後に参加した学生からは、「改めて考えたこともなかった」、「グループディスカッションが明るい雰囲気でできて楽しかった」という意見のほか、このワークショップを通して、「幸福というテーマに対し意外と同じような意見を持っていたり、価値観が近いことが分かった点や、他人を理解する機会になった点が良かった」という意見がありました。

 

※関連URL(岩手県ホームページ)

  •  「岩手の幸福に関する指標」研究会

http://www.pref.iwate.jp/seisaku/hyouka/44982/index.html

  •  つくろう!いわての総合計画

http://iwate-nextplan.jp/index.html