いわて半導体アカデミー出前講座が行われました

1月23日(水)、産技短矢巾キャンパスのメカトロニクス技術科において、岩手大学主催「いわて半導体アカデミー出前講座」が開催され、半導体メーカーに就職が内定しているメカトロニクス技術科の学生3名が参加しました。

岩手大学生産技術研究センター花巻サテライト長で特任教授の梅木和博先生から、「真空技術」や「プラズマ技術」、「半導体の製造プロセス」などについてわかりやすく講義していただきました。今回の出前講座で学んだ内容は、半導体メーカーで仕事をする上で必要となる知識なので、学生は真剣に聞いていました。

今回、このような機会をいただいたことに講師の梅木先生をはじめ、関係者の皆様に感謝したいと思います。

出前講座の様子

産技短展のポスターができました!

現在、2年生は1日の大半を卒業研究に費やしています。
卒業研究は2年間の集大成となるもので、産技短で身につけた技能を元に自分でテーマを決め、研究を行います。
研究成果は「卒業研究発表会」で発表するほか、「産技短展」で作品を展示します。

毎年「産技短展」を告知するポスターなどの印刷物の制作は、産業デザイン科の学生が担当しています。
今年度のポスターは、「ツクル僕たちのミライ」というキャッチコピーの背景に各科の学生が手で描いた図面やスケッチなどを使用しています。「ものづくりは手からはじまる」「2年間の積み重ねの産技短展」という意味を込めています。
厚手のトレーシングペーパーに両面印刷をしており、裏面に図面などのブルーの印刷、表面にキャッチコピーなどのピンクの印刷をしています。ポスターで両面印刷を行うことは珍しく、さらに今回はトレーシングペーパーの透け感を活かしたデザインにチャレンジしました。
卒業研究と同時進行で制作を進めるため大変なことも多いのですが、印刷されたものを見たときのうれしさと達成感で苦労も吹き飛んでしまいます。

今年度の卒業研究発表会は矢巾キャンパス・水沢キャンパスともに2月18日(月)〜20日(水)、それぞれの校舎で開催します。産技短展は3月1日(金)〜3日(日)、会場は岩手県民会館です。
いずれも一般の方も来場できますので、ぜひ足を運んで学生の集大成をご覧ください!

※学生たちの卒業研究の様子を、産技短展SNS(FacebookTwitterInstagram)で発信しています。ぜひご覧ください!

産技短展印刷物
3人で印刷物を担当しました。できあがった印刷物を手にして感動!

卒業生の講演を聞きました(産業デザイン科)

12月21日(金)、産技短矢巾キャンパスにて、盛岡地方振興局主催の地場企業説明会が開催されました。各科に関連する業種の企業がこれから就職活動を行う1年生に向けて企業の説明を行うものです。
産業デザイン科を担当したのは、測量や調査を行う企業である(株)タックエンジニアリングの福岡空雅(くうま)さん。福岡さんは産技短の卒業生で平成26年度入学、産業デザイン科(プロダクト専攻)で学んだ後、産業技術専攻科に進みました。専攻科では産業デザイン科で身につけたCADの技術を生かし、地形の3Dデータを使った研究に取り組みました。

企業説明の後、福岡さんの学生生活、就職活動、そして現在までの道のりやこれからの夢をお話してくださいました。
就職活動では挫折もあったそうですが、それを機に自分自身について考えることができたとのこと。自分は何ができるか、何がしたいのか、身につけた技術をどんなことに活用できるのか…自分自身を見つめ直すことで自分の道が見えたのでしょう。言葉の端々に自分が作った道をしっかりと歩いている様子が伝わりました。

講演の様子
卒業生の話を真剣に聞く1年生。その頃教員は、社会人になった教え子の姿を見て目頭を熱くしていました。

測量というとどちらかというと建築のイメージが強く、産業デザイン科の学生の就職先としては珍しいのですが、産業デザイン科では「デザインの考え方はいろんな分野で役に立つ」という考えの元、指導を行っています。

話を聞いていた1年生は、そろそろ自分の進む道を決める頃。道に迷いそうな時はこの時聞いた話を思い出してほしいと思います。

ドローン
(株)タックエンジニアリング様では、ドローンを使って測量を行っています。教員も小型のドローンを操作させていただきました。決して遊んでいるのではありません。(右がお話してくださった福岡さん)