産技短・園芸部通信

産技短・矢巾キャンパスの教員の間で密かに結成されている「園芸部」。普段は研究室内で観葉植物を育てたり、自宅でどんぐりを植えてみたりなどそれぞれに自主活動を行っています。

今年は建築科のS先生が「西日の厳しい建築科の窓辺にグリーンカーテンを作ろう!」とゴーヤを育てることに。建築科の技を活かし、窓辺にしっかりとネットを設置しました。

休みの日の水やりはどうしよう、葉っぱが黄色くなるけれど何が悪いのか…試行錯誤の日々が続き、ついに、ゴーヤは実を付けました。しかし、肝心のグリーンカーテンは…ご覧の通り。若年者ものづくり競技大会の会場・沖縄で出会った地元の方によると「何もしなくても育つさ〜」とのこと。植える時期が遅かったのでしょうか、はたまたプランターで育てたのが悪かった…?

ともあれ、収穫したゴーヤは小ぶりのサイズでしたがキリッと苦く、おいしかったです。来年こそ、目指せ、グリーンカーテン!

※ゴーヤを育てた経験がある方のアドバイス、お待ちしております。

左上から時計回りに:グリーンカーテ…ン?/腹筋を鍛えるゴーヤ!/ゴーヤチャンプルーにしました/収穫しました
左上から時計回りに:グリーンカーテ…ン?/腹筋を鍛えるゴーヤ!/ゴーヤチャンプルーにしました/収穫しました

高校生向けインターンシップ開催

産技短が夏季休業期間中の7月25日(月)、26日(火)の2日間に、岩谷堂高校の生徒さんを受け入れて授業を行うインターンシップを実施しました。平成25年度から開催して今年で4回目になります。参加いただいた生徒さんは岩谷堂高校の2年生産業工学系列選択生の22名です。

産技短大水沢校の設備と教員による専門的な授業を活用いただき、高校生の皆さんの工学分野への興味や授業の参考にしていただきたく実施しております。

実施した2日間のうち、1日目は開校式、オリエンテーションを実施後に生産技術科の実習場に移動して、機械の設計・製作全般に関わる技術として、3次元CADによる図面作製、NC工作機械の取扱い、ノギス、マイクロメータ、3次元測定器による測定、引張試験機による計測などの実習を行いました。

学校間連携_生1

3次元CADによるモデリング    学校間連携_生2  3次元測定器による計測

 

2日目は建築設備科で建築配管作業実習(使用部材、テーパーねじ、VP加工、パイプマシンの作業方法)、技能検定の「配管職種」3級課題作製(手順説明→課題作成→寸法測定→水圧試験)の実習を行いました。終了後には閉講式(水沢校副校長挨拶、生徒代表挨拶)行い解散しました。

学校間連携_設1

配管作業についての基礎講義      学校間連携_設2パイプマシンによる加工実習

2日間の実習を終えて生徒さんが作成した日誌を、産技短の担当教員が所見を記載して返却いたしました。高校生の皆さんには90分を1限とする授業を、8:50~16:10までの間に4限受けていただきましたが、不慣れな90分の授業を集中して専門分野の講義を受けますので、終わった時には大変疲れたとのことでした。それと同時に、3Dプリンタなどの3次元機器による加工や精密検査、パイプマシンでのネジ加工実習や水圧検査など専門分野の技術などに触れることができ、興味も感じ取っていただけたように思います。

楽園祭に向けての準備をしています

産業デザイン科の学生たちは、9月17日(土)・18日(日)(水沢キャンパス)と10月29日(土)・30日(日)(矢巾キャンパス)の楽園祭に向けて、着々と広報の準備を進めています。

今から楽園祭の準備なんて早いような気もしますが、イベント告知のためにポスターやホームページなどは開催前に完成していなければならないため、早めに準備をするのです。

夏休み中のある日、他の科のみなさんに協力してもらい、ポスターやホームページに使用する写真の撮影を行いました。真夏日の一番気温の高い時間帯を狙っての撮影でしたので、作業着・ヘルメット着用の建築科や、昼間に屋外に出ることがほとんどない産業デザイン科・情報技術科の方々には、ジリジリとした日差しが辛かったかと思います。

アートディレクターの無茶振りにも快く応じてくださったみなさま、本当にありがとうございました。どんなポスターに仕上がるか、お楽しみに!

カメラを見て楽しそうに! と言われても、この暑さではとても楽しそうにできませんよね…
カメラを見て楽しそうに! と言われても、この暑さではとても楽しそうにできませんよね…

卒業生が会社のPRで来校しました

平成22年度卒業の小山さんがお勤めしている事業所のPRで来校しました。お盆休みを利用してということで、忙しい中ありがとうございます。卒業生が学校に来ることは多々あるのですが、人事担当者の方と一緒にというのはめずらしいです。小山さんもやや緊張(?)されていたようです。

現在はCADを使ってハウスメーカーの意匠図作成や3Dパース作成などの業務を担い、忙しいながらも、スキルを活かした仕事をされているとのことです。

知っている先生がいるか心配だったそうですが、在学中のときの先生がいて安心したとのこと。ますます頑張ってほしいと思っています。

卒業生が来ました
卒業生(右)と先生

事業所見学研修を実施しました。

7月21日(木)、電子技術科1年生および職員の27名で事業所見学研修に行ってきました。

電子技術科では、毎年1年生を対象として岩手県内の事業所見学研修を実施しています。

今年度は、「岩洞第一発電所」様と「株式会社やまびこ盛岡事業所」様を見学させていただきました。

岩洞第一発電所」は、県営の地下式発電所で県内の水力発電所では最大出力を誇る発電所。

岩洞第一発電所
岩洞第一発電所

インクラインと呼ばれる台車で斜坑を下ること約15分、地下の大空間に到着しました。

玉山区の地下深くにこのような施設があることに学生諸君もビックリ。しかも50年上前に竣工したとは思えないほど手入れが行き届いていました。

これだけ大きな設備を、盛岡市松園にある制御所から24時間常に操作・監視しているそうです。

岩洞第一発電所
岩洞第一発電所

発電所の制御装置には電子機器が多数使われており、電子技術科の学生も興味津々の様子でした。

岩洞ダム
岩洞ダム

さらに、50分程度バスで移動し、岩洞第一発電所の貯水ダムである岩洞ダムも見学しました。岩洞ダムは冬期間のワカサギ釣りで有名な岩洞湖を堰き止めるダムです。ロックフィルダムと呼ばれるコンクリートを用いない石積みのダムでした。帰路、バスの前を小熊が横切るハプニングがありました。

 

午後、「株式会社やまびこ盛岡事業所」様を見学させていただきました。

「株式会社やまびこ盛岡事業所」様は農業関連機械の生産拠点とのことで、設計から生産まで全工程を担っているとのことでした。

輸出製品を生産しているため為替の影響が大きいことを説明いただき、グローバル企業ならではのお話をお伺いすることができました。

エンジン部など企業秘密の部分もあり写真撮影はN.G.でしたが、実際に製品が組み立てられていく工程を見学させていただくことができました。

11月に予定している海外研修では、ドイツ南部の工場や発電施設を見学する予定ですが、日本と比較する上での参考になることと思います。

最後に、見学させていただいた施設の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

今年もやりました。五輪必勝祈願登山!!

平成28年7月29日(金)に奥州市胆沢区にある花の百名山として有名な焼石山に登山しました。

この登山は平成28年10月21日(金)から10月24日(月)に開催される第54回技能五輪全国大会山形大会配管職種に出場する建築設備科2年生選手2名の忍耐力、精神力鍛錬の意味も込めて実施しました。

登山パーティーは8名でした。選手2名、当校の副校長、建築設備科総括、選手指導者、クラスメート1名、小学生2名(選手指導者の息子とその友達)で実施しました。当日の天候は晴れたり、曇ったりで、暑さとの闘いでした。登山道は、前日までの雨の影響で滑りやすく、特に下山が大変でした。筆者も十数回焼石山には登っておりますが、1番辛い登山となりました。

IMG_0562
登り途中の上沼で一息ついております。
何と綺麗なことでしょう。上沼と奥に見える山には残雪を眺めることができました。
何と綺麗なことでしょう。上沼と奥に見える山には残雪を眺めることができました。
今年は雪が少なく雪解けが早かったためか、花が少なかった印象でした。
今年は雪が少なく雪解けが早かったためか、花が少なかった印象でした。
全員無事に登頂に成功しました。五輪選手の活躍を期待しております。
全員無事に登頂に成功しました。五輪選手の活躍を期待しております。

 

小型車両系建設機械特別講習を受講しました

建築設備科1年生19名は、7月25日(月)、26日(火)に「小型車両系建設機械特別講習」を受講しました。

この講習を修了することで、3t未満のバックホウやホイルローダーといった建設機械を運転することができ、就職後、現場で大いに活用することができる資格です。

バックホウ
バックホウ

バックホウは、建物の基礎を造ったり、配管を土中に埋めるといった際に、土を掘るために使用します。

ホイルローダー
ホイルローダー

ホイルローダーは、バックホウで掘った土や解体した際の瓦礫などを、トラックなどに積込むために使用します。

国体ボランティア研修

今年は岩手県で「希望郷いわて国体(10/1〜10/10)」「希望郷いわて大会(10/22〜10/24)」が開催されますが、産技短の学生もボランティアで参加します。
そのための事前研修が7月26日(水)に矢巾キャンパスで行われました。
県の担当の方からの全体的な説明の後、元IBCアナウンサーで現在はフリーアナウンサー、そしてもりおか歴史文化館館長の畑中美耶子さんからの講演がありました。
ボランティアスタッフに大切な「おもてなしの心」についてのお話、そしてその実践ということで、学生が2人一組で相手のいいところをたくさん伝え合うというゲームをしました。
相手への印象は最初の6秒間で決まる、気持ちがあっても正しい言葉で伝えなければ相手に伝わらない、などなど、全国の方をお招きする上での大切なことを学んだ時間となりました。
このことを忘れず、国体で岩手を訪れたみなさんに「岩手に来てよかった」「また岩手に来たい」と思っていただけるよう、おもてなしの気持ちを形にして、気持ちよく過ごしていただきましょう。

県の担当の方からの説明。前回の岩手県での国体のお話も
県の担当の方からの説明。前回の岩手県での国体のお話も
畑中さんのお話。言葉って、大切です
畑中さんのお話。言葉って、大切です
国体のキャラクター、そばっちも来ていました
国体のキャラクター、そばっちも来ていました