情報技術科 就職講話

1月25日、情報技術科において、IT業界の現在と未来について就職講話が行われ、1年生が聴講しました。
講師は、盛岡市に岩手研究所がある株式会社ゴーイング・ドットコム 代表取締役社長 本垰和孝(ほんたお かずたか)様です。

講話をされる本垰社長
講話をされる本垰社長(中央)

平成の30年間におけるIT業界の移り変わり、そしてこれから期待されることについてお話をいただきました。
たしか平成になったころは、ITという言葉はまだなく、インターネットは(大学研究室など)あるところにある、という時代でした。それが、今ではITは人々や社会を支える、なくてはならないものになっています。
これから未来を切り開く学生諸君はどう向かっていくのか、1年生は進路を決める時期になっています。 今回の就職講話は、その道標となる内容でした。
本垰様、お忙しい中、ありがうございました。

いわて半導体アカデミー出前講座が行われました

1月23日(水)、産技短矢巾キャンパスのメカトロニクス技術科において、岩手大学主催「いわて半導体アカデミー出前講座」が開催され、半導体メーカーに就職が内定しているメカトロニクス技術科の学生3名が参加しました。

岩手大学生産技術研究センター花巻サテライト長で特任教授の梅木和博先生から、「真空技術」や「プラズマ技術」、「半導体の製造プロセス」などについてわかりやすく講義していただきました。今回の出前講座で学んだ内容は、半導体メーカーで仕事をする上で必要となる知識なので、学生は真剣に聞いていました。

今回、このような機会をいただいたことに講師の梅木先生をはじめ、関係者の皆様に感謝したいと思います。

出前講座の様子

産技短展のポスターができました!

現在、2年生は1日の大半を卒業研究に費やしています。
卒業研究は2年間の集大成となるもので、産技短で身につけた技能を元に自分でテーマを決め、研究を行います。
研究成果は「卒業研究発表会」で発表するほか、「産技短展」で作品を展示します。

毎年「産技短展」を告知するポスターなどの印刷物の制作は、産業デザイン科の学生が担当しています。
今年度のポスターは、「ツクル僕たちのミライ」というキャッチコピーの背景に各科の学生が手で描いた図面やスケッチなどを使用しています。「ものづくりは手からはじまる」「2年間の積み重ねの産技短展」という意味を込めています。
厚手のトレーシングペーパーに両面印刷をしており、裏面に図面などのブルーの印刷、表面にキャッチコピーなどのピンクの印刷をしています。ポスターで両面印刷を行うことは珍しく、さらに今回はトレーシングペーパーの透け感を活かしたデザインにチャレンジしました。
卒業研究と同時進行で制作を進めるため大変なことも多いのですが、印刷されたものを見たときのうれしさと達成感で苦労も吹き飛んでしまいます。

今年度の卒業研究発表会は矢巾キャンパス・水沢キャンパスともに2月18日(月)〜20日(水)、それぞれの校舎で開催します。産技短展は3月1日(金)〜3日(日)、会場は岩手県民会館です。
いずれも一般の方も来場できますので、ぜひ足を運んで学生の集大成をご覧ください!

※学生たちの卒業研究の様子を、産技短展SNS(FacebookTwitterInstagram)で発信しています。ぜひご覧ください!

産技短展印刷物
3人で印刷物を担当しました。できあがった印刷物を手にして感動!

卒業生の講演を聞きました(産業デザイン科)

12月21日(金)、産技短矢巾キャンパスにて、盛岡地方振興局主催の地場企業説明会が開催されました。各科に関連する業種の企業がこれから就職活動を行う1年生に向けて企業の説明を行うものです。
産業デザイン科を担当したのは、測量や調査を行う企業である(株)タックエンジニアリングの福岡空雅(くうま)さん。福岡さんは産技短の卒業生で平成26年度入学、産業デザイン科(プロダクト専攻)で学んだ後、産業技術専攻科に進みました。専攻科では産業デザイン科で身につけたCADの技術を生かし、地形の3Dデータを使った研究に取り組みました。

企業説明の後、福岡さんの学生生活、就職活動、そして現在までの道のりやこれからの夢をお話してくださいました。
就職活動では挫折もあったそうですが、それを機に自分自身について考えることができたとのこと。自分は何ができるか、何がしたいのか、身につけた技術をどんなことに活用できるのか…自分自身を見つめ直すことで自分の道が見えたのでしょう。言葉の端々に自分が作った道をしっかりと歩いている様子が伝わりました。

講演の様子
卒業生の話を真剣に聞く1年生。その頃教員は、社会人になった教え子の姿を見て目頭を熱くしていました。

測量というとどちらかというと建築のイメージが強く、産業デザイン科の学生の就職先としては珍しいのですが、産業デザイン科では「デザインの考え方はいろんな分野で役に立つ」という考えの元、指導を行っています。

話を聞いていた1年生は、そろそろ自分の進む道を決める頃。道に迷いそうな時はこの時聞いた話を思い出してほしいと思います。

ドローン
(株)タックエンジニアリング様では、ドローンを使って測量を行っています。教員も小型のドローンを操作させていただきました。決して遊んでいるのではありません。(右がお話してくださった福岡さん)

出前授業を実施しました(産技短生が先生に)

水沢校では1月8日(火)に、住田高校において初の出前授業を実施しました。
参加したのは住田高校1年生22名です。
生産技術科は測定器の取り扱い、アームロボット、3Dプリンタのデモンストレーションを行いました。

電気技術科は電気工事作業体験を行いました。住田高校卒業生の刈谷尚樹君(電気技術科1年生)も指導に参加しました。

建築設備科は木造住宅の模型作成体験を行いました。

最後に刈谷尚樹君から住田高校の後輩に対して「好きなことを見つけるのが大事。好奇心を持って物事に取り組んで。」とメッセージを伝えました。後輩からは「産技短の勉強で苦労したことは何ですか。」等の活発な質問があり、交流が行われました。

企業見学会に行きました(産業デザイン科)

12月18日(火)、産業デザイン科では企業見学会を行いました。

訪問先は以下の4社です。
トヨタ自動車東日本株式会社岩手工場様
株式会社みちのくジャパン様
株式会社胆江日日新聞社様
及源鋳造株式会社様

1・2年生と教員、合わせて42名でバスに乗り、まずは金ケ崎町のトヨタ自動車東日本株式会社岩手工場へ。
トヨタでは在庫を持たないために注文を受けた順に生産を行っています。ロボットと人間が入り混じり、秒単位で作業効率を追い求め信頼できる製品づくりに励む工場内の様子に学生たちも刺激を受けたようで、最後の質問タイムも盛り上がりました。

トヨタ自動車東日本集合写真
トヨタ自動車東日本株式会社で作られている製品のひとつ、C-HRの前で集合写真。

次に北上市へ移動して株式会社みちのくジャパンへ。赤い観覧車が目印の「アメリカンワールド」などを運営している企業です。
昼食をいただきながら、販売促進部に所属する卒業生からお話を聞きました。こちらでは広報に関わることを自社内で行っており、印刷物を作るほか、イベントでは企画をはじめ司会や歌やダンスを披露するなど仕事の様子を生き生きと語る先輩の姿が印象的でした。

みちのくジャパンで昼食
株式会社みちのくジャパンの「アメリカンワールド」内の飲食店で昼食。
左に立つのが卒業生です。よく通る素敵な声です。

そして水沢へ移動して株式会社胆江日日新聞社へ。奥州市周辺の情報を取り扱う地方紙を発行する新聞社です。
組版の様子や校正、印刷についてのお話を聞きました。あいにく記者のみなさんは出払っていましたが、自分の足で話題を見つける姿勢を垣間見ました。

最後は及源鋳造株式会社へ。
工場などに掲げられる黄色い看板や職人たちのお揃いのカーキ色の作業着が印象的です。また、ファクトリーショップはインテリアショップのショールームのような洗練された雰囲気で、並んでいる鉄器も「昔っぽい鉄瓶」ではなく「頼もしい道具」というイメージ。「愉しむをたのしむ」のテーマのもとにブランディングがしっかり行われている様子が学生たちにも伝わったようです。
また、こちらでは現代的なデザインの製品を作る一方、昔ながらの技術を次世代に引き継ぐために職人を育てており、その様子も新鮮に感じたようです。

及源鋳造株式会社ファクトリーショップ
及源鋳造株式会社のファクトリーショップ(2F)。コーポレートカラーの黄色が工場の敷地内で映えます。
教員の何名かは大興奮でお買い物をしたとかしないとか…。
ファクトリーショップで会社概要
ファクトリーショップのスペースで会社概要を伺いました。
奥の方にはキッチンがあります。

2年生は授業で「トヨタ生産方式」や「ブランディング」「CI」「商標」「特許」などに触れており、授業で聞いたことが実際に生かされている様子を目にして、改めて学ぶこともあったと思います。
「製品をデザインし、つくる」ことを実際に目にして、大いに刺激を受けた見学会となりました。

銀河鉄道のオブジェ
及源鋳造株式会社ファクトリーショップへ向かう階段の途中にある銀河鉄道のオブジェ。遊び心も満載です。

1年生が来年度に向けて頑張っています!

来年度の若年者ものづくり競技大会や技能五輪全国大会など各種競技会に向けて1年生が頑張っています。

まずは、「メカトロニクス職種チーム」。今年度チャレンジした2年生からレクチャーを受けています。競技で使用するFAモデルを構築、制御、保守するための基礎を学んでいます。

次は、「旋盤職種」です。二人が練習として技能検定普通旋盤2級課題に取り組んでいます。精度や加工時間に練習の成果が表れてきています。

最後は、省燃費レース「Hondaエコマイレッジチャレンジ」に参加している「エコラン部」。1年生がスーパーカブのエンジンを分解して、工具の使い方を覚えながら構造を学んでいます。

メカトロニクス技術科では、通常の授業以外にもこのようなことに取り組んでいます!