7月21日(木)、電子技術科1年生および職員の27名で事業所見学研修に行ってきました。
電子技術科では、毎年1年生を対象として岩手県内の事業所見学研修を実施しています。
今年度は、「岩洞第一発電所」様と「株式会社やまびこ盛岡事業所」様を見学させていただきました。
「岩洞第一発電所」は、県営の地下式発電所で県内の水力発電所では最大出力を誇る発電所。

インクラインと呼ばれる台車で斜坑を下ること約15分、地下の大空間に到着しました。
玉山区の地下深くにこのような施設があることに学生諸君もビックリ。しかも50年上前に竣工したとは思えないほど手入れが行き届いていました。
これだけ大きな設備を、盛岡市松園にある制御所から24時間常に操作・監視しているそうです。

発電所の制御装置には電子機器が多数使われており、電子技術科の学生も興味津々の様子でした。

さらに、50分程度バスで移動し、岩洞第一発電所の貯水ダムである岩洞ダムも見学しました。岩洞ダムは冬期間のワカサギ釣りで有名な岩洞湖を堰き止めるダムです。ロックフィルダムと呼ばれるコンクリートを用いない石積みのダムでした。帰路、バスの前を小熊が横切るハプニングがありました。
午後、「株式会社やまびこ盛岡事業所」様を見学させていただきました。
「株式会社やまびこ盛岡事業所」様は農業関連機械の生産拠点とのことで、設計から生産まで全工程を担っているとのことでした。
輸出製品を生産しているため為替の影響が大きいことを説明いただき、グローバル企業ならではのお話をお伺いすることができました。
エンジン部など企業秘密の部分もあり写真撮影はN.G.でしたが、実際に製品が組み立てられていく工程を見学させていただくことができました。
11月に予定している海外研修では、ドイツ南部の工場や発電施設を見学する予定ですが、日本と比較する上での参考になることと思います。
最後に、見学させていただいた施設の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。