平成27年2月19日9:30から電子技術科の「平成26年度卒業研究発表会」を開催しました。
卒業間近の2年生16名が、二年間学校で学んだ成果の集大成となる発表を行いました。

1年生から鋭い質問が発せられ、回答に窮する場面もありましたが、2年生全員、無事に発表を終えることができました。
また、企業様や一般の皆様にもお越しいただきました。ご参集いただいた皆様、ご多忙のところ誠にありがとうございました。
2年生の皆さんは休む間もなく、県民会館で開催される「産技短展」の準備に取り掛かります。「産技短展(2/27~2/29)」では、「卒業研究」の説明パネルと成果品を展示し、2年生自ら研究内容の説明を行います。興味のある方は是非ご来場下さい。
平成26年11月28日~11月30日、電子技術科2年熊谷友冶君が、岩手県代表として、愛知県名古屋市で行われた第52回技能五輪全国大会(電気機器組立て職種)に出場してきました。

事前準備で「機器が動かない。」というアクシデントに遭遇しましたが、最後まで全力を尽くして競技に取り組みました。


【競技状況】

【競技終了後の参加選手】
今回大会に出場した熊谷君から、
「競技中、緊張のために指先が震えてしまい、思いどおりに作業に取り組むことができず悔しかったです。満足できる結果ではありませんでしたが、貴重な経験を積むことができました。この経験を今後の社会人生活に活かせるよう頑張りたいと思います。」
というコメントを頂戴しました。お疲れ様でした。
今年度の「電子回路組立て」職種には、北海道から九州まで20施設から26名が参加しました。当校からは、電子技術科1年佐々木望君が参加しました。電子技術科としては初めての1年生選手となります。
競技前の自己紹介

競技前日は、事前説明・工具展開・部品展開となっており、各選手はそれぞれPCやハンダゴテなど使用する機器・工具等を、作業しやすい環境に整えます。
競技は、予定通り8時50分から開始されました。製作課題は昨年度の大会と同じ内容で、2色ドットマトリックスLED、LCDキャラクターモジュール、ロータリーエンコーダなどの入出力装置とZigBee無線モジュールを用いた専用基板の製作にとりかかりました。
製作課題

佐々木君は、大きなトラブルもなく基板の製作を進め、動作確認を無事終了しました。
基板製作の次は、当日公表された競技課題の「動作モード」のプログラム作成です。
具体的には、C言語でPIC(Peripheral Inteface Controller)用の制御プログラムを作成します。
今回は、組立て基板に外部装置を接続して動作させる課題も出題され、昨年度に比べるとフレキシブルな対応が求められるものでした。
大会本番中 電子技術科 佐々木選手(中央)

佐々木君は、残念ながら入賞することができませんでしたが、基板作成の完成度は昨年度より高かったようです。
本人からは、「機会があれば来年も挑戦してみたい。」とのコメントがありました。
平成26年7月28日(月)9時から、矢巾町内の小学生を対象とした「夏休みものづくり体験教室」を開催しました。
電子技術科では、「ダイナモLEDライト」の製作を行いました。
定員20名の予定でしたが、たくさんの応募者があり、25名まで受入れ人数を増やして対応しました。
製作ではハンダコテを使用し、ハンダ付け作業をしました。慣れない作業で、参加者のみなさんも最初はおっかなビックリな様子でしたが、ボランティアスタッフ(電子技術科学生9名)がお手伝いし、 2時間ほどで全員が完成させることができました。
電子技術科では例年の取組みとして、技能検定電子機器組立て(2級)の実技試験課題の製作実習を1年生の前期と2年生の前期に2回に分けて行っています。
1年生の実習では、電子部品の取扱い、ハンダ付け作業、電子機器組立て作業の基本を学びます。
2年生の実習では、早く正確に、なおかつ綺麗に機器製作できることを目指して練習し、総仕上げとして技能五輪全国大会予選(「電子機器組立て」職種)にチャレンジすることにしています。
この予選会で一定以上の成績を修めると「技能証」が交付され、技能検定電子機器組立て(2級)実技試験の免除を受けることができます。


国家資格なので、学生の皆さんも本気モードです。

課題の製作作業は4時間にもおよびます。また、作業中のミスは、機器の不動作や動作不良につながってしまうので、作業中は集中力を持続させる必要があります。完成した頃にはみんなヘトヘトの状態になります。
今年度は6月27日(金)に2年生、15名がこの技能五輪全国大会「電子機器組立て」職種にチャレンジしました。大部分の学生は打切り時間(4時間半)以内に提出することができました。
結果発表は3カ月程度後になります。
日頃の努力が報われる事を期待したいと思います。
岩手県立産業技術短期大学校のイベントや取組みについてご紹介します。