6月17日(日)、矢巾キャンパスでオープンキャンパスを開催しました。
産業デザイン科では2年生のコース別実習風景や実習課題、卒業研究での制作物を見ていただきました。
プロダクトコースは現在進行中の課題のアイデアスケッチやCADでのモデル制作、WEBコースは即日課題として自分で撮影した写真画像を用いたPhotoshopでの画像合成、グラフィックコースではシルクスクリーン演習を行いました。


シルクスクリーン演習では、秋に開催する楽園祭のポスターの仕上げということで、オフセット印刷でベースとなる図柄を刷ったものにシルクスクリーン印刷で図柄を重ねる作業をしました。
蛍光インクや自分で調合したインクを使ったり(※1)、少しだけ版をずらして刷るなど、シルクスクリーンならではの表現方法にチャレンジ! また、後工程で水性インクで重ね刷り(※2)をするためのデザインや、同じベースを使って重ね刷りの部分の図柄を変えるデータの作成など、学校のプリンターでデータを出力するだけでは体験できないことがいろいろありました。


そして、このシルクスクリーンの刷りの作業を、高校生のみなさんにも体験していただきました。
まずは2年生からシルクスクリーンの概要と作業の説明。エプロンをつけて、希望の色のインクを版に乗せ、スキージでインクを版のスクリーンの穴から紙に通すと…ポスターの完成!
刷り上がったポスターは持ち帰っていただきました。ぜひ、みなさんの学校などに貼って、楽園祭の宣伝をしてくださいね!


7月のオープンキャンパスでも、シルクスクリーン演習と体験を行います。みなさまのご参加、お待ちしております!
※1)CMYK以外の蛍光色などはオフセット印刷では「特色」と呼びます。フルカラーの印刷に追加して使いたい場合はその色のための版が追加されるため、料金も追加になります。
※2)オフセット印刷のインクは油性なので水性インクを重ねるとはじきます。シルクスクリーン用の油性インクもありますが、当科の実習では扱いやすい水性インクを使用しています。