産技短

産業技術専攻科 Advanced Studies in Industrial Technology

メカトロニクス技術科授業風景

課題解決できる人材育成
~より良いモノづくりを目指して~

応用短期課程としてプラス1年の学びの場です。当校をはじめとする職業能力開発短期大学校の卒業者だけでなく、製造業に従事し2年以上の実務経験がある方(企業派遣)や、同等の経歴があり学び直しをする方(リカレント)を対象としています。
品質保証技術と実際に企業が抱える課題解決のための実践プロセスを修得し、更に個人が持つ固有技術のブラッシュアップを図り、開発・設計や管理部門で活躍するリーダーを育成します。

産業技術専攻科授業風景 産業技術専攻科授業風景

カリキュラム

企業との連携による『オーダーメイドカリキュラム』 と 『生産管理・品質保証技術』 の2本柱です。

オーダーメイドカリキュラム

生産現場が実際に抱える課題を個人ごとに設定し、企業と連携を図りながら課題解決のプロセスを実践をとおして修得します。テーマ選定から成果のプレゼンまで、企業と共同で人材育成を行うカリキュラムです。
中間発表会・企業連絡会(年2回)
最終成果報告会(3月)

生産管理・品質保証技術

生産システムの効率化や厳しい品質要求に対応するために、ものづくりの源流である開発・設計段階まで遡って分析・改善を実践する手法を修得します。
IE手法(工程改善)、QC手法(品質管理)、VE手法(価値の向上)、TQM(総合的管理技術)、5源主義手法(分析・源流改善)

アドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)

産業技術専攻科では、次のような意欲・適性・能力を有する入学者を求めています。

  • 【意欲】課題チャレンジし、やりぬく意欲がある方。管理的部署への就職、職種転換を考えている方。
  • 【適性・能力】ものごとに取り組む際、創意工夫を凝らすことが好きな方。

シラバス(授業計画)

産業技術専攻科のシラバス(授業計画)は下記から閲覧・ダウンロードしてください。

令和5年度入学生用

取得可能な資格

CSWA(Certified SOLIDWORKS Association)認定

主に製造業で使用される3DCADソフトSOLIDWORKS®の専門知識を持っていることを証明する認定で、在学中に取得可能です。詳しくは下記のサイトをご覧ください。
SOLIDWORKS

QC検定(品質管理検定)

ほとんどの企業で実施されている品質管理に必要な知識をどの程度持っているか客観的に評価される資格です。専攻科では3級取得を目標に取り組んでいます。詳しくは下記のサイトをご覧ください。
日本規格協会グループ

技術英検

科学技術文書を正しく書き、正しく読む能力を客観的に評価する国内唯一の資格検定。グローバルに活躍する理工系学生から、技術者・研究者にとって必須の公的資格です。当科では、化学・技術英語の基礎的な語彙力があり、構文の基礎を理解している3級取得を目標に取り組んでいます。
一般社団法人日本能率協会 JSTC技術英語委員会 (jma.or.jp)

技能検定(機械加工職種、電気機器組立て職種、機械保全職種など)

専門性を有する職種における国家資格です。
【受検等級】在学中に受検可能ですが、高校や短大等の出身科により受検可能等級が異なります。詳しくは下記のサイトをご覧ください。
機械加工職種、電気機器組立て職種:中央職職業能力開発協会
機械保全職種:日本プラントメンテナンス協会

教員紹介

  • 松尾 才治
  • 職名:准教授
  • 主な担当:機械加工/PLC制御/自動車工学
  • コメント:専攻科では品質管理などを行う技術部門のリーダーを育成しています。企業連携や多彩な講師陣を迎えた充実した“プラス”1年間を通して、企業人として一目置かれる人材になりませんか。お気軽にご相談ください。
  • 菅川 清春
  • 職名:上席講師
  • 主な担当:機構設計/機械加工/測定 等
  • コメント:企業が必要としている、”ものをつくる”ではなく”より良いものをつくる”といった改善力や不良品をつくらない装置を生み出す開発力を1年で学びます。産業技術専攻科での1年は将来的にとても価値ある1年になるはずです!